センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第1章 ベゴニア
Sho side
潤「しょおくん,ありがとー」
呂律のまわらない口調で言われて
ドキッとした…
いや…昔に戻ったみたいで
ちょっと嬉しかっただけ…
なんでか自分に言い訳をして
店を出る
「じゃぁ,翔くん俺らも明日仕事だから…ごめんね」
翔「いや,悪かったな迷惑かけて」
潤の代わりに謝ると
「潤はいい兄貴持って幸せだねぇ」
そう笑って二人は帰って行った
いい兄貴…そうなのかな…
半分寝かけてる潤を
なんとかタクシーに押し込んで
潤の家までの道を伝えた
潤「やだ,翔くんち,いく」
子供みたいにしがみついてくる
赤らんだ顔がすぐ近くにあって
撮影の時の照れた顔を思い出した
…可愛い…
思わず潤の髪をなでると
ピクンと躰が揺れて
潤んだ瞳が俺を見上げた
翔「っ…あ,明日!お前,午前中テレビ誌の撮影だろ?ちゃんと家帰れよ!」
ハッとして躰を離して距離をとった
心臓がバクバクと音をたてている
…なんだこれ…
潤「なんで…?」
追い打ちをかけるように潤の躰が崩れて俺の膝に頭が乗った
翔「おい…潤…起きろって…」
運転手の目を気にしながら
起こそうとするけど
びくともしない
結局,潤の家の傍に着くまで
膝の温もりに目をやることもできず
手をどこに置けばいいのかもわからず
外を眺めながらやり過ごしていた
潤「しょおくん,ありがとー」
呂律のまわらない口調で言われて
ドキッとした…
いや…昔に戻ったみたいで
ちょっと嬉しかっただけ…
なんでか自分に言い訳をして
店を出る
「じゃぁ,翔くん俺らも明日仕事だから…ごめんね」
翔「いや,悪かったな迷惑かけて」
潤の代わりに謝ると
「潤はいい兄貴持って幸せだねぇ」
そう笑って二人は帰って行った
いい兄貴…そうなのかな…
半分寝かけてる潤を
なんとかタクシーに押し込んで
潤の家までの道を伝えた
潤「やだ,翔くんち,いく」
子供みたいにしがみついてくる
赤らんだ顔がすぐ近くにあって
撮影の時の照れた顔を思い出した
…可愛い…
思わず潤の髪をなでると
ピクンと躰が揺れて
潤んだ瞳が俺を見上げた
翔「っ…あ,明日!お前,午前中テレビ誌の撮影だろ?ちゃんと家帰れよ!」
ハッとして躰を離して距離をとった
心臓がバクバクと音をたてている
…なんだこれ…
潤「なんで…?」
追い打ちをかけるように潤の躰が崩れて俺の膝に頭が乗った
翔「おい…潤…起きろって…」
運転手の目を気にしながら
起こそうとするけど
びくともしない
結局,潤の家の傍に着くまで
膝の温もりに目をやることもできず
手をどこに置けばいいのかもわからず
外を眺めながらやり過ごしていた