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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第12章 ケイトウ

Sho side

5年前…

お互いに

避けられてる気がして

嫌われてる気がして

不安が募っていた

でも、ホントはそうじゃなくて

お互いが言えない想いを抱えて

苦しかっただけ

涙を流す潤が愛おしくて

もうどうにでもなれ…と

ヤケになってキスをしたら

潤が「好き」と伝えてくれた

俺も「潤のことが好き」と伝えたら

そのまま我慢できなくて

潤を抱いた


告白してすぐに押し倒すとか…
どんだけ余裕ないんだよ…

5年前か…

若かったなぁ…

って…今も我慢できないのは
かわんねーか…

思わず顔がゆるむ

智「…翔くん…」

声に反応して顔をあげると
息がかかるほど至近距離に
智くんの顔があった

翔「え!?…何??…てか近いなっ」

思わず身を引くと
笑いながら隣に座った

智「呼んでるのに返事しないから」

翔「え?あ,ごめん…ちょっと考え事してて…」

慌てて謝るとなぜか更に笑われる

智「何か良いことあったの?声出して笑ってたよ?」

指摘されて覆わず手で口を覆う

え…声出てた?

智「撮影前に鏡見てきてね?ニヤケてるとかいうレベルじゃないから…」

揶揄うように言って
楽屋を出て行った

気を付けないと…と鏡を見て…
やっぱりニヤケてしまう

来週に控えた5年目の記念日…

一ヶ月以上前から準備と手回しをして

準備は万端…

楽しみで仕方がない…



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