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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第13章 オンシジューム

Sho side

ツアーの打ち合わせと
軽く生放送のための練習も終えて
今日は解散になった

雅「お疲れ様!!バイバイ!!」

雅紀が焦った様子で
スタジオを出て行く

翔「早っ…お疲れ!」

急いでいるくせに
ニヤッと笑って
わざわざ俺の所まで戻ってきた

雅「翔ちゃん,ほどほどにね♪」

それだけ耳打ちして帰って行った

バレてからというもの
雅紀に…遊ばれている気がする…

でも…遠慮なく潤に触れるようになったことは…正直,嬉しい

雅紀もあんなノリで接してくれるから
変な気も使わないし…
俺としてはありがたい限りだった

スタッフと話し込んでいる潤を横目に
着替える為に部屋に戻ると

和「あっ…ちょっと…もうっバカっ!!」

智くんが着替えてるニノを抱きしめて
悪戯している真っ最中だった

翔「…ほどほどにね…てか…家でやろうか?」

この人たち…色々大丈夫かな?

そう思いつつも

ばれないように…と
過ごしてきた11年もの月日が
嘘みたいな今の現状

もちろん今までだって
幸せだったけど
誰かに認めてもらっているという
喜びが更に気持ちを満たしてくれてる

しかも,大切な仲間と
それを共有できていることは
大きな自信にもなる

智くんと真っ赤になったニノを送り出して潤を待った

帰りがけ智くんが俺を振り返った

智「翔くん…ほどほどにね」

翔「そちらもね,ニノ腰気を付けて」

和「あんたら煩い…バカ!!」

ニノの顔を思い出して
思わず頬が緩む

あの二人も幸せそうだな…

潤「翔くん…?何一人でニヤけてるの?」

気付いたら潤が後ろに立っていた

俺は…まだ怒ってるフリしないとね

翔「ニノ,可愛かったなぁって思い出してたの」


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