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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第14章 クリスマスローズ

Sho side

はぁ,はぁ…と互いの荒い吐息が重なる

翔「…じゅん?大丈夫…?」

顔にかかる髪を掻き上げて覗くと
トロンとした瞳で見上げてくる

潤「ん…大丈夫…」

無理させたくない…とか言いながら
結局加減もできずに欲望をぶつけてしまった…

ゆっくり潤のナカから出て行くと

潤「ああっ……」

俺の放った白濁液が零れ落ちた

明日のことを考えて
気怠い躰を起こし
シャワーで躰を綺麗にしてから

再びベッドに横になる

その頃には
潤はもう,うつらうつらしながら
俺の胸の中に顔を埋めていた

潤「しょぉくん…ありがと…」

呟くような声が聞こえて

すぐに規則的な寝息が聞こえてくる

俺は懐の温もりをギュッと抱きしめた


俺達は“アイドル”っていう
特殊なモノとして
そんなホシのもとで生きている

長い間同じグループで頑張ってきた

恋人としてだって…
一緒に過ごしてきた年月は長い

でも…これからも…
いつだって,どんな時だって
潤の傍に居られたら…
一緒に頑張ることができたら

どんな暗闇の中でだって
歩いて行ける気がする

普段強がりな潤が
俺に助けを求めてくれた

それだけで十分だったんだ

もしもまた,潤が下を向いて
暗い迷路に迷い込んだとしても…



このホシの上に 生まれてきたこと

もう後悔しないように 勇気をあげる




 * To be continued ...


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