センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第17章 コルチカム
Jun side
スタジオはいい雰囲気で終わった
でも…
仕事だから許されるよねっていう
俺の考えは甘くて…
こんなに怒らせてしまったのは
初めてなんじゃないだろうかと思うほどに
帰りの車内でひたすら翔くんからの話が続く…
喧嘩はたくさんしたこともある
でも今回の非は明らかに俺にあって…
潤「ごめん…なさい…」
小さく謝ることしかできなかった
玄関の鍵を開けた翔くんは
いつも言ってくれる
“おかえり”
を言ってくれることもなく
無言で靴を脱いでリビングに入っていく
潤「…お邪魔します」
呟くように声をかけて
翔くんの背中を追いかけた
潤「…っ,翔くん…」
ちゃんと謝りたくて声をかけても
翔「なんか飲む?」
いつもよりずっと硬い声で
小さく呼びかけた声は遮られる
潤「…お茶,もらう…」
とてもアルコールを飲む気にはなれなくて
そう答えると
いつもなら手渡してくれるグラスを
トン,とテーブルに置かれた
少し距離を空けてソファに並んで座って
潤「…ごめんなさい…」
無言で缶ビールを流し込む翔くんの方を向いて
もう1度謝っても
翔「大好きな智くんとキスできてよかったね?」
冷たく言い放たれて
潤「…っ,あれは…流れっていうか……
好きとかそんなんじゃなくて…」
謝罪の言葉を聞いてくれない翔くんに
つい言い返してしまった
スタジオはいい雰囲気で終わった
でも…
仕事だから許されるよねっていう
俺の考えは甘くて…
こんなに怒らせてしまったのは
初めてなんじゃないだろうかと思うほどに
帰りの車内でひたすら翔くんからの話が続く…
喧嘩はたくさんしたこともある
でも今回の非は明らかに俺にあって…
潤「ごめん…なさい…」
小さく謝ることしかできなかった
玄関の鍵を開けた翔くんは
いつも言ってくれる
“おかえり”
を言ってくれることもなく
無言で靴を脱いでリビングに入っていく
潤「…お邪魔します」
呟くように声をかけて
翔くんの背中を追いかけた
潤「…っ,翔くん…」
ちゃんと謝りたくて声をかけても
翔「なんか飲む?」
いつもよりずっと硬い声で
小さく呼びかけた声は遮られる
潤「…お茶,もらう…」
とてもアルコールを飲む気にはなれなくて
そう答えると
いつもなら手渡してくれるグラスを
トン,とテーブルに置かれた
少し距離を空けてソファに並んで座って
潤「…ごめんなさい…」
無言で缶ビールを流し込む翔くんの方を向いて
もう1度謝っても
翔「大好きな智くんとキスできてよかったね?」
冷たく言い放たれて
潤「…っ,あれは…流れっていうか……
好きとかそんなんじゃなくて…」
謝罪の言葉を聞いてくれない翔くんに
つい言い返してしまった