センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第22章 グラジオラス
Sho side
「失礼いたします」
部屋の外から女将さんの声が聞こえてきた
翔「やべ…」
思わず顔を見合わせて笑った
自分の浴衣を整えて
潤のはだけた浴衣も簡単に直す
翔「落ち着いたらおいで」
触れるだけのキスをして
脱衣所を後にした
女将さんを迎えて
次々と並べられていく料理は
すごく美味しそうで
刺身や天ぷら,小さな鍋…
郷土料理が所狭しと並んだ
潤も戻ってきて,向かい側に座ると
揃って料理の説明を聞いて
時々興味津々に質問までしていた
「それではごゆっくりお召し上がりくださいませ
お食事がお済みになりました頃,私がお布団の準備をさせていただきます」
女将自ら丁寧に挨拶してくれて
出て行った後の2人の空間も
格式高いものになった気がした
潤「女将直々に…申し訳ないね…」
たしかに…普通なら仲居さんにやってもらうようなことを女将さんがしてくれる
翔「でも…そうしないと…バレるからなぁ…ホント,有り難いね…」
旅館に偽名で泊まることはできないから
どうしても予約の時にバレる
これが本名で活動している苦しいところ
でもこの旅館は
相談したらきちんと対応してくれて
俺たちの部屋に入るのは女将さんだけ…としてくれた
翔「おかげでゆっくりできるからね…満喫させてもらおう」
地酒の日本酒で乾杯して
目の前に並ぶ海の幸,山の幸を
しっかり平らげた
翔「潤…酔ってる?」
普段あまり呑まない日本酒で
頬だけでなく…浴衣から出る首元まで赤く染まって
夜の温泉街へ散歩にでも行こうかと思ったけど…
翔「こんな色っぽい潤…誰にも見せられないな…」
後ろから近づいて
そっと抱きしめた
「失礼いたします」
部屋の外から女将さんの声が聞こえてきた
翔「やべ…」
思わず顔を見合わせて笑った
自分の浴衣を整えて
潤のはだけた浴衣も簡単に直す
翔「落ち着いたらおいで」
触れるだけのキスをして
脱衣所を後にした
女将さんを迎えて
次々と並べられていく料理は
すごく美味しそうで
刺身や天ぷら,小さな鍋…
郷土料理が所狭しと並んだ
潤も戻ってきて,向かい側に座ると
揃って料理の説明を聞いて
時々興味津々に質問までしていた
「それではごゆっくりお召し上がりくださいませ
お食事がお済みになりました頃,私がお布団の準備をさせていただきます」
女将自ら丁寧に挨拶してくれて
出て行った後の2人の空間も
格式高いものになった気がした
潤「女将直々に…申し訳ないね…」
たしかに…普通なら仲居さんにやってもらうようなことを女将さんがしてくれる
翔「でも…そうしないと…バレるからなぁ…ホント,有り難いね…」
旅館に偽名で泊まることはできないから
どうしても予約の時にバレる
これが本名で活動している苦しいところ
でもこの旅館は
相談したらきちんと対応してくれて
俺たちの部屋に入るのは女将さんだけ…としてくれた
翔「おかげでゆっくりできるからね…満喫させてもらおう」
地酒の日本酒で乾杯して
目の前に並ぶ海の幸,山の幸を
しっかり平らげた
翔「潤…酔ってる?」
普段あまり呑まない日本酒で
頬だけでなく…浴衣から出る首元まで赤く染まって
夜の温泉街へ散歩にでも行こうかと思ったけど…
翔「こんな色っぽい潤…誰にも見せられないな…」
後ろから近づいて
そっと抱きしめた