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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第27章 チョコレートコスモス

Sho side

口の中に甘いチョコレートの香りと
ほろ苦いカカオの味

中からふわっとお酒の風味も広がった

翔「あ,うまいっ…お酒入ってる…?」

潤「え…あ,うん…少しだけね…」

溶かして固める…なんてもんじゃなくて
店で売ってるみたいなチョコレート

年々腕が上がってる気がする

翔「ふふふ…潤の愛が詰まってる…」

潤「いっぱい詰まってるよ?…全部食べてね?」

箱に入ったもう一粒を手に取って
俺の口に運ぶ

やっぱり…潤のくれるモノしかいらない…

潤の全部が欲しい

翔「ん……」

チョコを口に入れ溶かしながら

そのつまんできた指も一緒に口に含んだ

潤「っぁ……俺まで食べないでょ…」

少し顔を赤らめて
俺の顔を伺うように見つめてくる

翔「んっ…はぁ…」

指を舐めてるのは俺なのに
潤に口内を犯されているような気分になってきた

翔「もう一個…ちょうだい…?」

最後に残るチョコも強請ると

俺の瞳を見つめながら
同じように指でつまんで
口元に運んでくれる

また指も一緒に舌を絡める

翔「っ…はっ…ん…ぅ…」

お酒を使ったって言ってたっけ…?

結構強いな…

躰が少し熱い…

潤「翔く…ん…美味しい…?」

潤に見つめられるだけなのに

躰が疼く…

翔「ん…ふぅ…おいし…よ?」

ピチャっと指に絡める水音が響いて

それにすらゾクッと躰が揺れた

もっと…潤がほしい…

翔「はぁ…っ…ふ…っん…」

指がくるっと歯列をなぞった瞬間

ビクンと躰が跳ねて

カリッ…と,しなやかな指に歯をたてた


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