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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第34章 ランドスケープアゲート

Kazunari side

仕事の疲れから,睡魔に負けて
コタツで眠ってしまって

その軋んだ躰が寝ぼけているまま
二回も熱を吐き出して

躰は怠くて仕方なかった

でも…

智「かずが可愛かったから我慢できなかった…」

と謝りながら抱きしめてくれる

智の温もりで癒されて…心は満たされて
こんな新しい一年の始まりも
悪くないかな…なんて思った

我々にとっては…特別な一年のスタートでもあるから

2人だけのこの空間と時間を
大切に使いたかった

智「風呂入る??」

言われて,帰ってきたままだったことを思い出した

カウントダウンコンサートのあと
軽く汗を拭いた程度で

そのまま川崎まで初詣に行って
他のジャニーズの面々と行動を共にして…

超汚れてるじゃんっっ…

智「…どーした?」

睨む俺にキョトンとした顔を向ける

和「風呂入ってからシたかった…」

呟くと,ぷっと吹き出された

笑い事じゃないんですけど?
あんな所まで舐められた俺の身にもなって…

…あんなトコロ…

思い出すと顔が熱くなった

智「かず…耳真っ赤…」

ジッと俺を見ていた智が
ちゅっと耳に唇を寄せた

和「ぁっ…ちょ…やめ…」

余計に顔が熱くなる

智「ふふ…風呂入ろ?」

言いながら簡単に服を着て
風呂の準備を始めた

なんか…余裕そうなのが…ズルイ…
俺ばっかり翻弄されてる感じ…

智「かず…?行こ?」

コタツに戻ってきて
まだ転がってる俺を迎えにきた

和「歩けないもん…」

ちょっとぶっきらぼうに答えると
また笑って,しょーがないなぁ…と言いながら
抱き上げて額にキスをしてくれた

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