センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第36章 サボテン
Jun side
翔くんに頬を包まれた瞬間…
萩原さんに触られた感触が蘇った…
わかってる…目の前にいるのは翔くん…
それなのに躰が勝手に震える
ふぅっとキッチンで息を深く吐いてから
潤「翔くんビール?」
努めて明るい声を出した
翔「や,今日はいいや…お茶もらえる?」
返ってきた言葉にも明るく返して
潤「はい!」
グラスに注いだお茶をテーブルに2つ置いた
「「ごちそうさま」」
食べ終わった食器を持ってキッチンに入って
洗い物を始めると
翔「潤…」
翔くんも追いかけるようについてきた
潤「ん?どうしたの?」
でも…もう触れようとはしてこない
勝手だけど…それが淋しい…
そのまま洗い物が終わるまで翔くんは
ただ傍に立っていてくれた
濡れた手を拭いて
翔くんの方を向いて手を伸ばしてみる
ぎゅっと服を掴んで
ゆっくり暖かい胸に近づくと
やっぱり安心して…
潤「翔くん…」
翔「うん?」
温もりに包まれたいと思った…
潤「ぎゅってして……?」
小さく呟くと
ゆっくり翔くんの手が背中に回る
一瞬躰が強ばったけど
大丈夫…翔くんだから…と力を抜くように深呼吸をした
大好きな香りと温かさに包まれて
肩に顔を埋めると
潤「っ…っく…ん…っ」
堪えようとしていた涙が溢れてきた
翔くんに頬を包まれた瞬間…
萩原さんに触られた感触が蘇った…
わかってる…目の前にいるのは翔くん…
それなのに躰が勝手に震える
ふぅっとキッチンで息を深く吐いてから
潤「翔くんビール?」
努めて明るい声を出した
翔「や,今日はいいや…お茶もらえる?」
返ってきた言葉にも明るく返して
潤「はい!」
グラスに注いだお茶をテーブルに2つ置いた
「「ごちそうさま」」
食べ終わった食器を持ってキッチンに入って
洗い物を始めると
翔「潤…」
翔くんも追いかけるようについてきた
潤「ん?どうしたの?」
でも…もう触れようとはしてこない
勝手だけど…それが淋しい…
そのまま洗い物が終わるまで翔くんは
ただ傍に立っていてくれた
濡れた手を拭いて
翔くんの方を向いて手を伸ばしてみる
ぎゅっと服を掴んで
ゆっくり暖かい胸に近づくと
やっぱり安心して…
潤「翔くん…」
翔「うん?」
温もりに包まれたいと思った…
潤「ぎゅってして……?」
小さく呟くと
ゆっくり翔くんの手が背中に回る
一瞬躰が強ばったけど
大丈夫…翔くんだから…と力を抜くように深呼吸をした
大好きな香りと温かさに包まれて
肩に顔を埋めると
潤「っ…っく…ん…っ」
堪えようとしていた涙が溢れてきた