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Jun side

翔「頼むから…一人で抱え込むなよ…」

泣きそうな翔くんの声が耳に届いて
ぎゅっと躰を抱きしめられた

やっぱり触られた瞬間
躰はそれを拒否するように跳ねて…

そんな俺自身がもう嫌で…

でも今度は翔くんは強ばった俺の躰から
手を離さなかった

その温もりに包まれていると
ゆっくりだけど躰が解れていく

話したら…相談したら迷惑がかかると思ってた

翔くんがお世話になってる人で…
だから俺が我慢すれば…翔くんの仕事もきっとうまくいくんだと…

でも…その俺が1番翔くんを苦しめてる…

そう思うと全てを話して助けてほしくて…

潤「翔くん…ごめんなさい…俺…萩原さん…が…怖い…」

耳元で息を呑む気配がする

翔くんの言葉を待つ前に
躰に回った腕をきゅっと掴んで言葉を続けた

潤「最近…よく会うんだ…萩原さんと…」

翔「うん…」

疑問はたくさんあるだろう…
それでも抱き締める腕に力をいれて
続きを促してくれる

潤「それで…最初は軽くだったんだけど…その…躰触られたりして…」

思い出すと翔くんの腕の中で躰の震えが止まらなくなる…

涙も溢れてきて…

潤「でもっ…翔くんがお世話になってる人だからっ…迷惑かけたくなくてっ…」

嗚咽混じりでうまく言葉にならないけど

潤「でも…っ,この間空き部屋に連れて行かれてっ…んっ…く…胸…直接触られて…っ…でも…翔くんがメールくれたからっ…っ…ごめんなさいっ…ごめんね…翔くんっ…」

涙も躰の震えも止まらないまま
なんとかそこまで話し続けた