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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第36章 サボテン

Sho side

潤「やっぱ美味しいね~…あったかい…」

潤がすぐ隣で,同じものを前にして
嬉しそうに声をあげる

いつもはダイニングテーブルで食べるけど

今日は少しでも傍に居たくて
リビングのソファの前で

ラグの上に座って肩を並べた

翔「うん,あったまる…けど,俺はいつも潤が作ってくれる飯のが好きだけどね」

正直な感想を言うと
照れたように笑う

潤「じゃぁ…また作るね…」

翔「うん…楽しみにしてる」

そんな些細な約束に
未来が見える気がして嬉しかった


食べ終わって
潤が片付けてくれている間に
風呂を沸かして

翔「一緒に入ろ?」

手を出すと頬を染めて頷いた

手を繋いで脱衣所に行って

翔「脱がしていい?」

恥ずかしがる潤の服を全部脱がした

恥ずかしがらせたかったわけじゃなくて…

あいつに服を脱がされたから…
あいつにやられたことは全部上書きしたかった

あえて口に出して伝えなかったけど

潤も大人しく俺に脱がされた

潤「俺も脱がしていい?」

頬を染めて聞くから
可愛くて

翔「いいよ」

脱がされてるのは俺なのに
なぜか潤が照れてて
顔が赤くなっていく

…可愛いなぁ…

肌寒い脱衣所だけど
躰は熱い気がした

潤「あ…も…翔くん…元気すぎ…」

翔「だって潤が目の前に居るんだもん」

抱きしめたら俺のモノが潤の腰に当たる

潤「あっ……は,やくっ…入ろうっ」

焦ったように浴室に入っていく潤の後を追って,白い湯気の中に入った


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