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にじいろ。

第5章 傷痕と嫉妬の狭間で。

『まーくんが欲しい』
『かずが欲しい』

抑えきれない二つの想いが重なって
一つになった



雅紀「かず…」


瞼にキスをして
そっと身体をベッドに沈めた

優しく髪を撫でて
耳に
首筋に
唇を這わす

ギュッとシーツを掴むかずの手に俺の手を重ねて
ゆっくり唇を下ろしていった


和也「…んっ…くすぐったい」

雅紀「俺の髪?」

和也「…うん」


指で唇をなぞって
そっとキスをした


雅紀「好きだよ」

和也「俺も…まーくんが好き…」


胸が張り裂けそうだよ
こんなにも
こんなにも愛しい


雅紀「可愛い…」

チュッと音を立ててキスをすると
もっと欲しくなって
舌を絡ませた


和也「…んあっ…」

かずの甘い吐息が追い打ちをかける


雅紀「かず…かず…!」

和也「まー…っあ…く…んっっ…」






た ま ん な い 。

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