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にじいろ。

第10章 悪魔なアイツ。

〜 和也Side 〜



雅紀「ヤバイ、めっちゃ似合う!!!」


俺の制服姿を見たまーくんが
口に手を当てて
女の子のようにリアクションをした




9月2日

長かった夏休みも終わり
俺はこの日
転校生としてまーくんと同じ高校に初登校する


雅紀「ネクタイは俺がやってあげるからね♪」

和也「ん。お願い♡」


そう
俺はネクタイが上手く結べない…
学ランしか着た事ないし。

毎朝これをしてもらうのかと思うと
なんだかくすぐったい気持ち。



ネクタイを器用に結びながらまーくんが言う

雅紀「髪切って正解だったねー」

伸びっぱなしの緩くパーマが効いた黒髪を
先日、カットした






雅紀「ジャニーズみたい♪」






あなたが俺の意見を無視して
美容師さんに
『ジャニーズっぽく仕上げてください!』
って言ったんじゃんか…

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