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にじいろ。

第10章 悪魔なアイツ。

井ノ原「雅紀が居るから帰りは大丈夫だよな?
じゃあ、お母さんはこれでお帰りいただいて結構ですよ」

書類を受け取って
おばさんは帰っていった




井ノ原「じゃあー、教室行こうか」

和也「はい」



教室に着くまでの間
『徐々に覚えていけばいい』
と言いながら
『ここは保健室で、こっちは…』
と校舎内を案内してくれた




1年A組は
北校舎三階の一番東の教室。


ちょっと緊張する…
そんな俺を察したのか


井ノ原「しかし、雅紀もモテるけど二宮くんもモテそうだなぁー」

と言ってハハッと笑った




いやいや
教師がそーゆーこと言っていいんすか?

つーか


幾らまーくんがモテたって
誰にも渡さないし。

嫉妬の炎がメラメラと燃え上がる。

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