にじいろ。
第10章 悪魔なアイツ。
〜 Kaz Side 〜
髪型のせいか
斗真達よりも随分と幼く見えるソイツは
俺のクローンなんじゃねぇかと思うほど似ていて
しかもボーカルだって?
『一曲なんかやろうか?』
わざと言ったんだ
アイツが触発されるようにね
『良かったら練習してけば?お返しに聞かせてよ』
案の定、ノッてきたのはアイツだった
負けず嫌い上等。
性格も似てたりして?
俺が歌ってる間
アイツともう一人
なんつったっけ?
背のデカイ、ロン毛の茶髪
その二人だけは
顔色一つ変えずに俺のことを見てた
睨んでたわけじゃないんだろうけどさ
奴等が音合わせしてる間
俺は茶髪君の隣りに座って声をかけた
kaz「楽しんで貰えた?」
雅紀「…はい。 へ?! あ、はいっ!」
さっきからお前の視界に
俺入ってなかったよね?
茶髪君の瞳は
ブレることなく、たった一人を追ってた
二宮、お前だよ
Kaz「二人はどういう関係?」
雅紀「ファッ?!」
明らか、動揺しちゃってんじゃん。
ふーん…なるほどね。
髪型のせいか
斗真達よりも随分と幼く見えるソイツは
俺のクローンなんじゃねぇかと思うほど似ていて
しかもボーカルだって?
『一曲なんかやろうか?』
わざと言ったんだ
アイツが触発されるようにね
『良かったら練習してけば?お返しに聞かせてよ』
案の定、ノッてきたのはアイツだった
負けず嫌い上等。
性格も似てたりして?
俺が歌ってる間
アイツともう一人
なんつったっけ?
背のデカイ、ロン毛の茶髪
その二人だけは
顔色一つ変えずに俺のことを見てた
睨んでたわけじゃないんだろうけどさ
奴等が音合わせしてる間
俺は茶髪君の隣りに座って声をかけた
kaz「楽しんで貰えた?」
雅紀「…はい。 へ?! あ、はいっ!」
さっきからお前の視界に
俺入ってなかったよね?
茶髪君の瞳は
ブレることなく、たった一人を追ってた
二宮、お前だよ
Kaz「二人はどういう関係?」
雅紀「ファッ?!」
明らか、動揺しちゃってんじゃん。
ふーん…なるほどね。