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にじいろ。

第11章 天使と悪魔の Gimmick Game。

〜 雅紀Side 〜



kazが
俺の頬にキスをした

まるでかずに見せつけるかのように



和也「何してんだよ?」

初めて聞く、恐ろしく低いかずの声に
やっとこの最悪な状況に気付いた



kaz「挨拶だよ?」



挨拶?
俺にだけ?
なんで?



潤「ニノ!」

潤の方を見ると
我慢しろ。
と、かずに目で訴えているのがわかった


潤「すみませんね、Kazさん
こいつピュアなんで。

俺達そろそろ失礼します
まー。行くぞ」


潤に肩を抱かれて
逃げるようにスタジオを後にした




雅紀「かず…」

潤「大丈夫だから。
取り敢えず、行こう」

雅紀「でも…」

潤「いいから」



かず…
アイツのこと、殴ってなきゃいいけど…





俺は
今度こそ嫉妬じゃ済まされないんじゃないかって
怖くなった

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