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にじいろ。

第1章 出逢いは突然に。

〜 雅紀Side 〜



さんざん喋り倒してはしゃいで
俺達は最後にそれぞれ握手を交わしてバイバイした

二人並んで帰っていく後ろ姿を見送ると
なんだか俺の方が照れちゃって



潤「俺達も帰ろっか」

雅紀「うん♪」


俺と潤も家路に向かい、歩き始めた




雅紀「潤はさ…男が男を好きになる気持ちってわかる?」

潤「んー…
多分、なんだけど、」

雅紀「ん?」



潤「俺、中学の時…


翔くんのこと好きだったのかも?」




雅紀「…ほぇ?」

ビックリして変な声出た…!



潤「いや、多分、多分だよ?
あの頃俺、翔くんのこといっつも『カッケー!』と思いながら見てたし
すげー憧れてたし

今思えば
恋心に近かったんじゃねーのかな?って」



確かに潤はあの頃
キラキラした眼で翔ちゃんのこと見つめてた
一歩違えば
恋に発展してたかもしれないよな

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