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にじいろ。

第13章 迷宮ラブソング。

和也「まーくん…」


雅紀「やっと名前呼んでくれたね。ありがとう、かず」



涙が止まらなくて。

ごめんね
ごめんね


泣きじゃくる俺の背中を
まーくんがずっと擦ってくれていた


嫉妬じゃないって言ってるのに
中学での出来事も
杏奈さんとのことも
全部話してくれて。



雅紀「あんなことがあったから
この先誰かを本気で好きになることなんてあるのかなって思ってたんだ
だから
かずに出会えて良かった

かずを愛せてよかった」


そう言って微笑んだ




俺だって
俺だってそうだよ




まーくん






『生まれる前から愛してた。』

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