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にじいろ。

第15章 それぞれの誓い。

〜 潤Side 〜



翔くんと智くんを見送って
会場の片付けに向かう


『俺、潤さんのこと、好きなのかもしれない
こんな気持ち初めてでよくわかんないけど…
憧れだけじゃない…気がする

潤さんの『特別』に、なりたいって…
ダメですか…?』


斗真の言葉が頭から離れない


『特別』ってなんだよ
『好きなのかもしれない』とか
『憧れだけじゃない気がする』とかさ
曖昧じゃねぇ?


俺、どう答えりゃいいんだよ
アイツは俺とどうなりたいわけ?



雅紀「潤?どうしたの?怖い顔して」


潤「へ? あぁ…なんでも。」




村上「はよ手伝ってくださいよ〜」

潤「悪ぃ」


制服姿のいつもの斗真が
風間とお立ち台を運んでる


斗真「重っ!」

風間「誰かー!ヘルプ!」



潤「ホラ、こっち持つから、斗真ここ持って」

斗真「あ、うん。ありがとう潤さん」




やっぱり、いつも通りじゃないよな
調子狂うよ

って
俺のせいか…

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