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にじいろ。

第2章 動き始めた運命の歯車。

母「相手の女の人は
子供が出来なかったんだって

それでかずくんに執着し始めたのね

いつしか電話番号も変えられてたし
引っ越しもしてしまってて
かずくんがどこにいるかさえもわからなくなってしまって」



胸糞悪くて仕方なかった
嫌がるかずのことを
引っ張る様にして無理矢理連れてったんだ
『まーくん!まーくん!』
って
かずが泣いてて

俺も泣いてて



母「だけど…
神様ってやっぱりいるのね」


雅紀「…え?」



母「見つけたのよ、かずくんのこと」

雅紀「ど、どうやって?」



母「コレよ、コレ」


そう言って得意気にスマホを取り出した。






インターネットか!!!

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