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にじいろ。

第16章 君の声が聴こえる。

風間「曲どうする?」

村上「クリスマスっぽいのがええんちゃう?」

斗真「衣装も決めなきゃな」

和也「衣装?」


そうか。
学祭は制服着用が条件だったけど
イベントライブは衣装着るんだ


潤「曲が決まったら俺が衣装諸々のプロデュースしてやるよ」

斗真「ホントに?!」


さすが演出上手な潤くん!
斗真が凄く嬉しそうだ


雅紀「かずは可愛い感じで頼むね?」


可愛い、って。
まさか女装?

一抹の不安を覚える俺に


雅紀「女装じゃなくてね?」


その一言に胸を撫で下ろした。

今回の会場はプロジェクターを使って
凝った演出もしてくれるとこらしくて
何気に楽しみになってきた俺がいた

何よりも
まーくんがニコニコ嬉しそうで。



『かずが唄ったりギター弾いたりしてる姿が凄く好きなんだよ』

後からまーくんにそう言われて
俄然やる気になった



俺ってやっぱり、単純だ。

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