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にじいろ。

第3章 魂の片割れ。

和也「ご飯は下準備してってくれたよ?
帰って来れないと思うからって
明日の朝の分のお金置いてってくれたー」

雅紀「じゃあさ、明日の朝、俺が作るよ
まだ時間あるし、一緒に買い物行く?」


和也「ホントに?
俺、ご飯とか作れないから有り難いー

もちろん行くよ♪」


かずが目を輝かせてる。


雅紀「んじゃ、着替えてくるよ」



着替え終わって1階に降りると
かずは既に玄関で靴を履いて待ってた


どんだけ待ち遠しいんだよ
子供かッ(笑)




俺達は
夕暮れを見ながら
二人並んで近所のスーパーに向かった

なんだか、同棲中の恋人同士みたいで
少し恥ずかしくなって
無意識に手を繋いでしまわないように
右手をポケットに突っ込んで歩く





こんな努力
かずは気付くはずもないんだろうな

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