にじいろ。
第29章 決意の朝に。
父「辞める…?」
翔「はい。」
父「…そうか。」
母「いいのね? 翔」
翔「いいんだ。」
父「それで…?」
翔「父さん。母さん。
俺は
自分の可能性に賭けてみたい。
まだ、本当に医者に向いているのかもわからないけど
目指すべきはそこかなって思ったんだ」
父「…わかった。
お前の人生だ。
お前の思うようにやってみなさい。
お前も…異論はないな?」
母「ええ。」
翔「ありがとう。 父さん、母さん。
叔父さんには
明後日の北海道行き、キャンセルするって連絡入れておくよ」
俺は、決めたんだ。
高校を卒業したら
北海道大学に進む。
その目標に変わりはない。
ただ
智くんを連れて行くことはしない。
大学を卒業したら
櫻井病院で働き
医者としてのキャリアを積む。
その後
国境なき医師団のメンバーとして活動する。
櫻井病院を継ぐのは
その後だ。
それが
俺の、10年後のビジョン。
翔「はい。」
父「…そうか。」
母「いいのね? 翔」
翔「いいんだ。」
父「それで…?」
翔「父さん。母さん。
俺は
自分の可能性に賭けてみたい。
まだ、本当に医者に向いているのかもわからないけど
目指すべきはそこかなって思ったんだ」
父「…わかった。
お前の人生だ。
お前の思うようにやってみなさい。
お前も…異論はないな?」
母「ええ。」
翔「ありがとう。 父さん、母さん。
叔父さんには
明後日の北海道行き、キャンセルするって連絡入れておくよ」
俺は、決めたんだ。
高校を卒業したら
北海道大学に進む。
その目標に変わりはない。
ただ
智くんを連れて行くことはしない。
大学を卒業したら
櫻井病院で働き
医者としてのキャリアを積む。
その後
国境なき医師団のメンバーとして活動する。
櫻井病院を継ぐのは
その後だ。
それが
俺の、10年後のビジョン。