俺たち調教カンパニー
第7章 7
そして、俺たちはとある港に来ている。理由はここで海の幸堪能祭りがあるからだ。あ、俺らが主催者だからな?
なぜ海の幸堪能祭りなどするのか、それは今回のターゲットが海の幸が大好きという情報を手に入れたからだ。
前日に塩見 恵子の家にはこんな手紙を届けてある。
港で海の幸を食べあさりませんか?たったの6000円!学生ならさらに半額!カニ、マグロ、エビなど数々の魚を刺身で食べ放題!
というものだ。うさんくさいような気もするが、気にしたら負けというやつだ。
会場には大皿の上に、ところ狭しとでもいうように刺身が並んでいる。準備万端だ。