
涙色*遠恋
第4章 『離したく無い』
……結奈side……
……わあ!……
凄い広いのね♪
景色も凄い綺麗♪
平日だからなのか、
銭湯はなんと私一人だった♪
……凄い!……
貸し切りみたいだわ♪
軽く体を洗い流して、
湯船に浸かって私は、
涼の事を想って居た……
……涼と……
久しぶりに逢って明らかに、
最初に出逢った頃より、
涼に惹かれて居た……
……私の中が……
涼でいっぱいになって居た……
……でも……
こんなに早く涼にまた、
再会出来た事は正直、
びっくりだったけど……
……涼と……
再会出来るのはもっと、
ずっと先の事だと思ったから……
……はあ……
気持ちいいな♪
暫く体を温めて浴槽を出て、
体をまた洗い流した。
鏡に写る自分の体を見て……
……ねえ涼……
涼は今夜どうするの……
……私の事を求めて来るの……
……そして私は……
どうするのだろう……
……でも……
涼になら全てあげても、
いいと思ってる自分が居た……
……涼を愛してる……
……涼が今夜……
求めて来たら私は多分
涼を受け入れる気がする……
……涼を……
愛してるんだもの……
……私だって……
涼と結ばれたいわ……
私は体を洗い流してまた、
湯船に浸かって40分程で、
風呂を出た。
