
涙色*遠恋
第5章 『愛しい人』
確かに結奈の家までの距離は、
遠い道のりだけどそんな事は、
隣に愛しい結奈が居れば、
俺は平気だった。
……きっと……
これからの長い人生……
……俺の隣には……
いつも結奈が居るんだろう……
……俺は……
この幸せがずっと続く事を、
願わずには居られ無かった……
……なあ結奈……
きっと大丈夫だよな……
……俺達二人なら……
俺はお気に入りの曲を掛けて、
長い道のりを運転していた。
『……だけど……
ほんとに涼ばっかり運転で、
行きも帰りも疲れさせちゃって、
ごめんなさい……』
『……また結奈は!……
俺がこうしたかったんだから、
マジで気にすんなよ♪
隣に結奈が居てくれるだけで、
俺全然疲れなんか感じ無いから♪』
『……でも……』
『……マジで!……
全然平気だから♪』
……俺は……
疲れなんかより結奈の、
家に着いたら結奈の、
愛の手料理が食べれる事の方が、
嬉し過ぎて胸が弾んで居た♪
……だからマジで……
俺は全然疲れてなんか居なかった♪
