涙色*遠恋
第5章 『愛しい人』
……別れの朝……
……そしていよいよ……
俺達に別れの朝が来てしまった……
……この3日間……
愛する結奈とずっと一緒に、
居られて俺は凄い幸せだった……
……だからこそ……
明日から俺は不安で堪らなかった……
……明日から俺は結奈の……
肌の温もり無しで生きて行けるのか……
……そんな事を考えて居たら……
結奈も目を覚ました……
『……結奈おはよう♪……』
『……涼おはよう♪……』
……そして俺は結奈にキスした……
……明日から暫くの間……
おはようのキスも出来なく、
なるんだな……
……そして俺達はお互い……
いつもの日常に戻るんだ……
『……涼……
今日何時に出て行くの?……』
『……そうだな……
午前中には……』
『……そう……涼……
朝食ぐらい一緒に食べましょ?』
『……ああ、そうだな♪……』
『……じゃあ涼……
また先にお風呂入って?
今からお湯溜めるわ……』
『……結奈サンキュー♪……』
結奈がお風呂のお湯を溜めに、
行ってくれた。
……俺は……
今にも泣き出しそうな、
結奈を見てるのが辛かった……
……結奈そんな顔しないで……
俺だって辛いんだ……
10分後に結奈が俺を呼びに来た。
『……涼ー?……
お風呂湧いたわよ~』
『……OK♪……サンキュー♪』
俺は風呂場に向った。