涙色*遠恋
第3章 『triangle』
『……女将……
おあいそして♪』
『……あら……お帰りですか?』
『……ああ……また来ます。』
『有り難うございます♪
そちらの可愛いいお嬢さんもまた、
いらして下さいね♪』
『……はい是非!……
お寿司とっても美味しかったです♪
ご馳走様でした♪』
『……あら!……嬉しいわ♪
あ、じゃあお会計2万8千になります。』
……えっ!?……に、2万!?
約3万じゃ無いの!!
『……はい、じゃあこれで……』
『有り難うございます♪
お帰りお気を着けて♪』
『ご馳走様でした♪』
こうしてまた私はチーフの、
車に乗った。
『……チーフ!……
なんかすみません。あんな高いの。
あの、私やっぱり半分、
払いますから。』
『……こーら!……
大丈夫だって言ってるだろ?
新谷の美味しそうに、
食べる顔見れたから♪
それで充分だから♪
もう言いっこ無しな♪』
『……はい……すみません。
ご馳走様でした。』
チーフと雑談しているうちに、
私はいつの間にか、
寝てしまって居たらしい。