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涙色*遠恋

第3章 『triangle』




『……てか結奈……
朝飯食べて無いよな?
悪かったな~やっぱり、
結奈の家で休んでからのが、
良かったよな?
マジでごめん!』

『……ふふ♪……
大丈夫よ、涼。
そんな事も考えて朝、
おにぎり作って来たの♪』

『……わあお!マジで?……
やったー!めっちゃ嬉しい♪
さすが結奈♪』

『……涼……
シーチキンと海苔の佃煮、
大丈夫?』

『……大丈夫♪……
どっちも好きだよ♪
有り難う!結奈♪』

『……いえいえ♪……
涼、お腹空いたらいつでも、
言ってね♪
ちゃんと飲み物もあるから♪』

『……マジで……
なんか結奈の手料理、
待ちきれ無いよ♪
もう食べたい。笑っ』

『……涼……
手料理って言っても、
おにぎりよ。笑っ』

『……それでも……
結奈が作ってくれた事には、
変わりないだろ?
もう食べていい?』

『……涼……
勿論いいわよ♪
どっちが先がいい?』

『……んー♪……
シーチキン。笑っ』

『……ハイハイ♪……
ちょっと待っててね!』

私はバックからおにぎりを、
取り出して涼に渡した。

『……サンキュー♪……
頂きまーす♪』



……涼……
子供みたい♪可愛いーな♪



『……どう、涼?……
味の方は?……』

『……結奈!……
めっちゃ上手いよ!』

『……ほんと?……
良かったー♪』

『……うん!……
俺こんな上手いおにぎり、
食った事無いもん♪』

『……涼ったら!……
大袈裟よ。笑っ
でも有り難う!』

『……俺こそ……
ご馳走様!結奈♪』



……涼の……
眩し過ぎる笑顔にまた、
私はドキドキした……

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