涙色*遠恋
第4章 『離したく無い』
『……結奈……
荷物持つよ……』
『……え、涼……
有り難う。』
部屋に案内されると、
めっちゃ窓が広くて目の前が、
海が見える絶景の部屋だった。
『……さあどうぞ♪……
お疲れになったでしょ?』
『……いえ……
なんか突然だったのにこんな、
いい部屋いいんですか?』
『今日は平日で部屋も、
空いてましたから大丈夫ですよ。
お客様ラッキーでしたわ♪』
『……ほんとに♪……
そうですね。有難うございます。』
『……有難うございます。……』
結奈も女将にお礼を言った。
『……あらまあ♪……
綺麗なお嬢様だこと♪
勿論彼女さんかしら?』
『……あ、はい♪……
俺の自慢の恋人です♪』
『……もう!……
涼ったら!』
『……あらあら……
美男美女カップルで、
羨ましいわ。笑』
『……いえ、そんな……』
……結奈の顔を見たら……
結奈は真っ赤だった。笑
……マジで可愛いーな……
『邪魔者は消えるわね。笑
夕飯7時だけど大丈夫かしら?』
『……あ、はい……』
よろしくお願いします。
外出しても大丈夫ですか?』
『……勿論……
大丈夫ですよ。今日は、
天気もいいし海は絶好ですよ。』
『……はい。そうですよね♪……』
カメラとか売ってますか?』
『……はい。……
売店に置いてあります。』
『有難うございます。』
『……では……
失礼します。』
こうして女将が出て行って、
ようやく結奈と二人だけに、
なれた。笑