
涙色*遠恋
第4章 『離したく無い』
俺達は海辺に戻ると暫く、
歩く事にした。
もうすっかり夕焼け色に、
辺りは染まって居た。
夕焼みの中に見る結奈も、
めっちゃ綺麗だった……
「……結奈……
マジで綺麗な海だな……」
「……ええ、ほんとね……」
「……でも……
結奈のがもっと綺麗だよ……」
「……涼ったら……
でも有難う♪」
「……結奈……
座ろうか?……」
「……ええ……」
俺達は座って夕焼けに変わる、
瞬間を待つ事にした。
暫く結奈と海を見て居たら、
辺りが夕闇に染まって来た。
「……結奈……
見てごらん。夕陽が落ちるよ。
めっちゃ綺麗だな……」
「……ほんとに……
とても綺麗……」
……俺達は……
夕陽が変わる瞬間を見る、
事が出来た……
……結奈を見たら……
涙を流して居た……
「……え、え……
結奈……どうしたの?……」
「……嬉しくて……
こんな綺麗な景色を一番、
大好きな涼と見れたなんて……」
「……結奈……
俺もだよ……俺も……
こんな綺麗な夕陽一番、
愛してる結奈と見れて、
ほんとに幸せだよ……」
「……涼……
ほんとにこんな綺麗な場所に、
あたしを連れて来てくれて、
有難う……」
「……結奈……
俺と出逢ってくれて俺を、
愛してくれて有難う……」
「……涼……
あたしこそあたしを、
愛してくれて有難う……
これからもずっと涼と、
一緒に居たいわ……」
「……結奈……
勿論だよ……これからも……
ずっと一緒に居よう……」
「……涼……
愛してるわ……」
「……結奈……
愛してる……」
……俺は……
結奈の唇にKissをした……
