素晴らしき世界
第8章 我が家の可愛いサンタさん
俺は、
【家族が幸せに過ごせますように】
何だか七夕みたいだな、俺は……
でも、家族が笑って過ごせることが、
俺にとっては最高のプレゼントだから……
雅紀は、
【プレステ4が欲しい】
潤は、
【新しいスマホが欲しい】
智は隠しながら書いてるから見えない。
潤「和は、サンタさんに何をお願いする?」
和は字がまだ書けないから、
潤が代筆する。
和「えっとねぇ、おかねがほちい」
雅潤「えっ?」
「和、なっ……」
智「翔っ」
怒ろうとした俺を智が止めた。
智「何でお金が欲しいの?」
和「おかねがあったら、
にぃにとさとしにプレゼントかえる!」
智が止めてくれなかったら、
和を怒鳴るところだった……
和の気持ちに気付けなかった悲しさと
智に少し嫉妬した。
誰よりも家族を思っていたのに、
智の方が和の事をわかっていた。
智「こらっ!何て顔してるの?」
両手でペチンと
頬を軽く叩かれそのまま力を入れてくる。
「ひゃにゃしぇー」
タコ唇状態でうまく話せない。
そんな俺を見て『ブッ』と
吹き出して智は手を頬から離した。
智「何で和の気持ちがわかったと思う?」
「智の方が和を理解してるから……」
智「ブブーッ!和は翔の弟でしょ?
雅紀や潤や和が優しいのは
翔や天国のお母さんが愛情たっぷりに
接したからだと思うよ」
「智……」
智「だから、きっと理由があると思って……
俺は、他人だからわかったけど
家族だからこそ、近くにいすぎるから
気付かなかっただけ。翔は悪くないよ」
俺たちの話を聞いてた潤が
潤「じゃあ、サンタさんに書いておくね」
「じゅんにぃ、ありがとー」
みんなが書いた手紙の上に
穴を開けて糸を通し、ツリーにかけた。
ほんと、七夕みたいだけど……
雅「和、抱っこするから
一番高いところにかけな。
サンタさんによく見えるように」
和「うん!」
雅紀に抱っこされて、和は一番上に
サンタさんへの手紙をかけた。
和、プレゼントはきっと届くよ……
【家族が幸せに過ごせますように】
何だか七夕みたいだな、俺は……
でも、家族が笑って過ごせることが、
俺にとっては最高のプレゼントだから……
雅紀は、
【プレステ4が欲しい】
潤は、
【新しいスマホが欲しい】
智は隠しながら書いてるから見えない。
潤「和は、サンタさんに何をお願いする?」
和は字がまだ書けないから、
潤が代筆する。
和「えっとねぇ、おかねがほちい」
雅潤「えっ?」
「和、なっ……」
智「翔っ」
怒ろうとした俺を智が止めた。
智「何でお金が欲しいの?」
和「おかねがあったら、
にぃにとさとしにプレゼントかえる!」
智が止めてくれなかったら、
和を怒鳴るところだった……
和の気持ちに気付けなかった悲しさと
智に少し嫉妬した。
誰よりも家族を思っていたのに、
智の方が和の事をわかっていた。
智「こらっ!何て顔してるの?」
両手でペチンと
頬を軽く叩かれそのまま力を入れてくる。
「ひゃにゃしぇー」
タコ唇状態でうまく話せない。
そんな俺を見て『ブッ』と
吹き出して智は手を頬から離した。
智「何で和の気持ちがわかったと思う?」
「智の方が和を理解してるから……」
智「ブブーッ!和は翔の弟でしょ?
雅紀や潤や和が優しいのは
翔や天国のお母さんが愛情たっぷりに
接したからだと思うよ」
「智……」
智「だから、きっと理由があると思って……
俺は、他人だからわかったけど
家族だからこそ、近くにいすぎるから
気付かなかっただけ。翔は悪くないよ」
俺たちの話を聞いてた潤が
潤「じゃあ、サンタさんに書いておくね」
「じゅんにぃ、ありがとー」
みんなが書いた手紙の上に
穴を開けて糸を通し、ツリーにかけた。
ほんと、七夕みたいだけど……
雅「和、抱っこするから
一番高いところにかけな。
サンタさんによく見えるように」
和「うん!」
雅紀に抱っこされて、和は一番上に
サンタさんへの手紙をかけた。
和、プレゼントはきっと届くよ……