無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

キョウコちゃんが私の様子に気付いて、ニヤニヤしながら言った。

「素敵でしょ？」

「うん」

キョウコちゃんに隠し事はできない。

「でしょ！紹介するわね、私のママよ」

…ママ！？

店のママ？チーママ的な？

いや、店を出すにあたって出資しているパトロン的な？

私はママの顔を見た。

ママはにっこり微笑んだ。

優しそうで、顔立ちがキョウコちゃんに似ている…というか、瓜二つ？

「初めまして。娘がお世話になっています」

ママが言った。

…ムスメ？

…え～っ…！ほんとのママ？お母さん？

「驚いた？」

キョウコちゃんが笑っている。

「え、あ、あのその…こちらこそ」

ペコペコ頭を下げる私。

ママもクスクス笑っている。

「いい方ね」

「そうでしょ」

母娘のやり取り。