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オムツン

第25章 二十五枚目

垂れ柳が揺れている。

堀の水面は黒くのっぺりして、灯籠を映していた。

古い町屋の一角の門前に、私とコウスケさんは立っていた。

今夜、私達は、ようやく大会社の役員と会合を持つことが出来たのだ。

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