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私は頭をポリポリかきながら

「どうしても？」

と聞いた。

こくっ、とチカは頷く。

「理由は？」

「………責任があるからです」

「ウソだ」

私はすかさず言った。

この娘は、従業員としての仕事よりも、自分の理由で、中を見たがっている。

私はチカの様子から、そう確信した。

「…本当はただ興味があるんだろう？中で何をしていたのか…なんであんな声がしたのか…興奮してたんだろ…正直に言いなよ？」

「……」

チカは真っ赤になってうつむいている。

面白い。

この娘ならいいだろう。

「…ナイショにしてくれるなら、見せてあげるよ」