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「…う～ん」

外見も性格も全く同じの、二人。

どちらか一方を選ぶ理由が見当たらない。

『両方、はナシよ』

「……う～～ん…」

世の中には、一卵性双生児の女性はたくさんいるはずだ。

ミキとコズエはどちらも微笑んでいる。

ー私ともう一方のどちらを選ぶのか？

私をからかわれているのだが、実のところ、彼女達にとっては永遠の命題なのかもしれなかった。