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オムツン

第33章 三十三枚目

神山は屋敷で私の妻とセックス中に死んだ。

腹上死というやつだ。

私はすでに神山の代行をつとめていたし、グループの上位役員にコウスケさんを据えていて私の窓口にしていたことから、神山は病気のため自宅療養として、死んだことを伏せた。

キョウコちゃん達も納得した。

成り上がりの神山は敵も多かったし、死んだとなれば、グループの役員達は後継者争いをして、分裂したり、神山家をないがしろにする可能性も高かったからだ。

こうして、私はグループの影の支配者となった。





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