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オムツン

第1章 一枚目

私の毎日といえば、基本的に、家と会社の往復だ。

私だけじゃないだろう。

この国の大多数のサラリーマンと呼ばれる人達は、私と同じような生活を送っているはずだ。

私の通勤手段は、徒歩、電車。

毎朝、毎夕、満員電車に揺られている。

通勤電車というのは不思議なもので、同じ車両の同じ場所には、毎朝似たような顔ぶれがそろう。

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