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オムツン

第8章 八枚目

私は彼女に見とれていた。

彼女を見ている、ということに気付かれたらどうしようか、なんていつもの私なら考えていたのだろう。

ただこのときは彼女に見とれていた。

一目惚れ…そんな経験もなかったので、この表現が正しいのか、私にはわからないけれど。

何をどうしたらよいか、わからないままに彼女に見とれていた。

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