テキストサイズ

「 先生 × 生徒 」

第4章 揺れる気持ち


「 相談なら何でも聞くけど、その前にアスパラ貰うね 」



今日話すつもりだったから、アスパラのベーコン巻きを別の小さい箱に入れて彩に渡した。



「 ありがとーう。大好き 」



喜んでいる彩の顔はこの世で一番好きかもしれない。
笑うとあのでっかい瞳が頬によって小さくされて八重歯がガッツリ出てくるのが本当に好き。



「 で、相談って? 」



彩の中で一区切り付いたらしく、聞く耳を持ってくれた。



「 私、先生のこと好きかも 」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ