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こころ

第14章 終わり?始まり?

これだけ一緒に居れたんやし、寂しいって思ったらあかんよな。
私はとーまの彼女じゃないし…

いろいろ自分に言い聞かせた。

夜も遅くなって、とーまに送ってもらう事になった。

車の中から外を見て黙ってた。

「りこ、おれちゃんと会いに行くし、信じてて」

私の不安が伝わっちゃったみたいで、そんな事言ってきた。

「彼女おらん時はりこも会いに来て良いから」

『うん…』

それから、家に着くまで手をつないでた。

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