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こころ

第10章 帰る家

次の日、久しぶりに携帯の電源をつけた。

一気にセンターからのメール、着信が入ってくる。
全部届く前に電話がなった。
着信…ママ

逃げてる訳にはいかないな。
電話に出た。
『もしもし?』

【りこ!何してるん!ひろ君から聞いたで、あんたが男の子と会って帰って来なくなったって!何してるねんな!】

とりあえず、怒ってくる…

『どうせりこの事悪く言うてんのやろ。ひろ君りこの事殴ってたとか一言でも言わはった!?そんなん帰りたくもなくなるわ』

言ってる途中で涙が溢れてきた。

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