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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

潤「なんて質問したの?」

雅「俺の血液型はAB型ですか?って聞いた…」

潤「当たってんじゃん」

雅「うん…」


潤「すっげーな!何これ、占いなの?」

和「占いじゃないよ
未来のことを聞くこともできるけど
その場合は三ヶ月スパンで近い未来限定にしてる」


うーん、よくわかんないけど。
なんか凄い。


雅「人の気持ちを聞くことも出来るの?
例えば、誰かに好きな人がいるかとか、
自分のことを好きかとか。」


和「出来るよ」



うぇーい!!
マジでそんなん出来るの?



雅「じゃあさ、じゃあさ」

雅紀がもう一度カズ君にお願いをした。





振り子が揺れる。
その動きをじっと見つめた。





…ん?





前後に揺れたままで
さっきみたいに回らない。

なんで?



和「不動。」

雅「不動?」

和「うん。YesでもNoでもないってこと」



潤「なんて質問したんだよ?」

雅「うるせぇ。聞くんじゃねーよ…」



あからさまに落ち込んでる
後で問い詰めてやろう。


智「あら。珍しいわね、カズがお客さんにそれやってあげるなんて。

ハイ、これ、サービス」


智子さんがビールをサービスしてくれた。

翔子ちゃんは案の定
直ぐに駆けつけるとのことだった

そんなに大事なピアスなのか
誰からの貰い物…かな?


ちょっとだけ胸がチクリとした。

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