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☆ラリマーの扉☆

第33章 具現化した欲望

珍しい男だな…
慣れているのか、強いのか…
それはわからないが。

彼はアイドルが着そうな服を出した。

男装するのかなって思った。

その服がどんなものといえば
ミニハットがついたヘッドドレス

赤×深緑色の チェック柄の服だった。

スカートは下にレースがついていた。

可愛いニーハイソックス。
靴はヒールの低いパンプス。

こんな服着たら、秋野絶対興奮するわ。

なんて思った。


やっぱり彼は無言。
無言で服を着せている。

私を…ぎゅっと捕らえて。

この服はどこかのアイドルだろうか……。

この服に、彼の趣味が現れている。

着せたら可愛いかなと思ってるのかな。

私のプレゼントだったりして…

でももしプレゼントであれば
着せ替えないでふつうに渡すのが常識じゃないかな?

だからコレは違うでしょ…きっと。

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