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アイツまで徒歩5分

第4章 雉も鳴かねば射たれまい!


最知はニコニコして俺の目の前にホチキスをつき出した…



「ホチ…キス?」


「はい!ホチキスです!

これ、芯が“コ”の字で!!白いコピー用紙に置くと!!可愛いキッチンに見えて――――――!これなら、キッチンを中心に色んな導線を考えれるし!キッチンが中心の!主婦の城が築けるって言うか!何と言うか!!陣ヶ岡さんの考えるキッチンの世界が見える気がしました!!」




最知が舌を噛まずに言い切ったのビックリしたが…


最知の言う事が情熱として伝わってきた!!



「なるほど……それなら…主婦目線のキッチンや家事動線が出来るな…


あの白い普通の間取りもこのタイプなら面白く出来るかもな!


よし!!最知の案でもう一度デザインを考えてみるか!!」



最知の顔が更にキラキラと輝き「はい!!」と俺に笑いかける―――――――…


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