アイツまで徒歩5分
第5章 車は、急には止まれない!
俺は、ため息混じりで最知の隣に座り酒を飲んだ―――…
はぁ〜ど〜すんだよ…この酔っぱらい…
「じんにゃろめしゃん?」
「“にゃろめ”じゃね〜よ…って何?」
横目で最知を見ると…完全な酔っぱらいモードで俺を見ている……
「いにゃい―――…」
「“いにゃい”?日本語を喋ろ!!」
すると…俺が噛みついた首筋をグイッと見せ!
「じんにゃろめサンが……ガブって……した所…いにゃい」
「///――――…あ…“痛い”って言ってんの?悪かったよ―――…」
軽く謝り首筋を見ると…
アザを中心に…歯形がバッチリ着いている……
「///ヒリヒリすりゅ…」
悪かったよ!…だが…薬もね〜し…つーか、大の大人がそんな事でワーヮー言うなよ!!