アイツまで徒歩5分
第11章 夢は高く!目標は低く?
胸のモヤモヤも消えて!!
スッキリ!
仕事も連休前に片付き!絶好のドライブ日和!!
兼ねてから予定されていた?ドライブの日です!
「最知〜♪おまたせ!」
「予想を裏切ってきますね…」
「は?」
知り合いのガレージに保管させてもらっていると言っていた陣ヶ岡さんの愛車は…
ス〇キの軽自動車
“ハ〇ラー”
も〇クロがCMしているのを何度かテレビてみたことある…
可愛いタイプの軽自動車…
色は…ハ〇ラー定番色?のオレンジと白のツートンカラー
「予想外でした…
陣ヶ岡さんなら、外車とかスポーツカーとか…厳ついやつとか……ってのを想像してたので…意外です」
陣ヶ岡さんは、愛車の助手席側のドアを開けると俺をかっこよくエスコートする…
「あのなぁ〜…見た目で判断すんなよ!今の軽自動車は、技術も燃費も申し分ないぞ〜!
維持費も安いし、車庫証明の申請も安いし!!小回りはきくし、狭い隙間でも楽々駐車できる!中だって広々!背の高い俺だって余裕の座り心地―――――「もういいです!!」
陣ヶ岡さんがここまで軽自動車を語るとは…思わなかった!!
「ほら、乗りましたよ!!
ドライブ楽しみなんですから!行きましょ!!」
陣ヶ岡さんは、助手席のドアを掴んだまま…「あっ…はい…」と、まだ語り足りなさそうな顔をしている…
また、後で聞くってば…
「///よ〜し!ドライブデート!出発しますか!」
「///デートじゃないですよ!」