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アイツまで徒歩5分

第11章 夢は高く!目標は低く?

陣ヶ岡さんは、そのまま上機嫌で車を運転し続ける…

俺のリクエストで、都心を一週してくれる陣ヶ岡さん



「最知?なんで、一週したかったんだ?」



「いつも、電車ですからね…見慣れた風景を違う角度から見てみたかったんです!」



俺は、キョロキョロと見慣れたオフィス街を楽しむ…


「いつも、歩いてる風景なのに違う場所みたいですね!
視点が変わると…気分も捉え方も違うく感じる……新しい発見も!!――――っぁ!あそこに新しい店がオープンしてますよ?!あっ!あそこも!」



俺は、見落としていた店をどんどん見つけ前のめりになっていく!!



「おっおい!最知、落ち着け!」





陣ヶ岡さんが…前のめり過ぎて飛び出しそうな俺を、左手で制止する――――…


ドキンっとする…



軽自動車って……運転席と助手席の距離が…近い事に今さら気がつく…



「急ブレーキしたら危ないから…前のめりになるな…な?」




「///…は…はい……」



危険だから…って…注意されたの…何年ぶりだろう…



「///気を付けます…」



「ぅわっ!最知!今度あの店行こうぜ!!」




って――――…人を反省させといて!!


陣ヶ岡さんも、同じくらいはしゃいでるじゃないか!!



「〜〜〜〜っ////っはい!連れて行ってくださいね!!」




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