アイツまで徒歩5分
第11章 夢は高く!目標は低く?
行列が進み…最知の番になる…
最知のワクワクが止まらない様子に、こっちまでワクワクしてしまう…
「!メロンパン2つ―――…
それからは、ビッグクロワッサン2つ下さい!」
クロワッサン?…しかも、ビッグと言うだけあって…
成人男性の手のひらぐらいの大きさの…クロワッサン…
う―――…旨そう…
最知はニコニコしながら、メロンパンの袋とクロワッサンの袋を受けとる!
俺が財布を取り出そうとすると―――――…
「陣ヶ岡さん!これ、持っててもらっていいですか?」と、袋を持たされた!
「最知、俺が払う―――…」
「言うと思いました!いいんですよ!俺、陣ヶ岡さんの意見も聞かずに列にならんじゃったし……クロワッサンも気になったので!」
最知は、そう言うと…レジで会計を済ませた――――…