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アイツまで徒歩5分

第12章 夜を追いかけ朝になる


陣ヶ岡さんの運転で広いパーキングエリアを出たが…


「―――…陣ヶ岡さん?何処に向かってます?

今の所…出ないと――――」




俺は、高速の出口を通りすぎる陣ヶ岡さんに慌てて腕を掴む!!



「うわ!!最知、危ないから!いきなり掴むな!!」


陣ヶ岡さんは、慌ててハンドルを握る手に力を込める!!




「最知……今日は、お泊まりドライブデートって言っただろ?」




「―――――――…え?」



「“え?”って…冗談だと思ってたのか?」





う゛…冗談だと思ってた…



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